腰痛011 腰椎終板炎とは?

腰椎終板炎(ようついしゅうばんえん)は、脊椎の腰椎(腰部)の終板(終わりの部分)に炎症が生じる状態を指します。終板は椎体(脊椎の骨)の上下に位置し、隣接する椎骨との接合部分です。終板は椎骨の安定性を保ち、力の伝達や運動制限を助ける重要な役割を果たしています。

腰椎終板炎の主な原因は、慢性的な負荷や繰り返しの過度なストレスです。例えば、長時間の不適切な姿勢や過度の反復動作、重い物の持ち上げなどが終板に負担をかけ、炎症を引き起こす可能性があります。また、脊椎の変形や椎間板の異常な負荷によっても終板炎が発生することがあります。

腰椎終板炎の症状は、腰部や臀部の痛みが主な特徴です。痛みはしばしば慢性的で、特定の動作や姿勢によって悪化することがあります。例えば、長時間の座位や立位、腰部の曲げ伸ばしなどが痛みを誘発することがあります。また、終板周辺の炎症や腫れによって、触診時に圧痛や違和感が感じられることもあります。

腰椎終板炎の診断は、症状の評価、身体的な検査、画像検査(X線、MRIなど)を通じて行われます。終板の炎症や変形の有無、周囲の組織の状態などが評価されます。

治療の方法は、保守的な方法が一般的です。安静や適切な姿勢の維持、物理療法(エクササイズ、ストレッチ、温熱療法)、炎症を抑える薬物療法などが行われます。また、痛みの管理には非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や痛み止めの処方が行われることがあります。重度の場合や保守的な治療が効果的でない場合は、手術が検討されることもありますが、手術はまれなケースです。治療計画は個別の症状や患者の状態に基づいて立案されます。






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https://youtu.be/LRnPUNpJmc4

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