炎症とは物理的刺激(火傷や凍傷など)、や化学的な刺激(化学薬品接触など)や、ウイルスなどの微生物の感染に対して起こす生体の防御反応の一つです。 発赤、熱感、腫脹、疼痛を炎症の4兆候といいます。 炎症は、異物や死んでしまった自分の細胞を排除して生体の恒常性を維持しようという反応と考えられます。 例えば細菌やウイルス(一種の異物)が体の中に侵入しようとした時に、さまざまな細胞などの生体内成分がその排除に働いた結果が炎症性反応です。 炎症には2種類あり、「急性炎症」と「慢性炎症」に分けられます。 急性炎症は主として自然免疫反応です。 すなわち、マクロファージや好中球がせっせと働いて、病原菌や障害を受けた組織を溶かしたり食べたりして、取り除きます。 この反応を起こすために、いろいろな仕組みが働きます。 そのため、炎症のある場所が、赤くなったり、腫れたり、熱をもったり、痛みが出たりします。 一方、「慢性炎症」は、軽度の炎症が体内で長期にわたってじわじわと続く状態です。 急性炎症と違って自覚症状はなく、必ずしも特定の細菌やウイルスの感染によって生じるわけではありません。 慢性炎症はさまざまな病気と関連すると考えられています。 このように炎症は、必要があって起きています。しかし過度に起きた炎症は抑える必要がありますし、必要があって起きているので過度に炎症を抑え過ぎてしまうことも問題となります。 動画では簡潔に分かりやすく炎症の仕組みと、炎症に対する処置方法を紹介しております。
クリ先生
炎症って聞くと、すぐに悪いもの!って認識してしまいますよね。
リバ子
腫れてたり、痛かったりすると早く鎮めないと〜ってしてしまうわ。
クリ先生
炎症なんか、ない方がいいのにって思ってしまいますね。
リバ子
そうよ〜
クリ先生
しかし、炎症が起きないと体が修復しないって知ってました?
リバ子
え?そうなの!?ってことは炎症を止めたら、、、
クリ先生
今回は炎症について理解を深めてみよう!