特徴
主導権を握ったり自分自身を追い込むようなタイプを指します。比較的競争が好きで、仕切り屋でもあり、自立心旺盛で、簡潔かつポイントを絞ったコミュニケーションを好みます。 直接的な挑戦は彼らを奮い立たせるのにとても良い方法です。また、彼らはよく非現実的な期待を抱き、ゴールに向かっていくプロセスにおいてはせっかちである。目標を達成したら、また次のゴールへ向かわせ続けましょう。
[怪我に関して]
量のために質を犠牲にしがちです。この競争的なスタイルは限界を超えてしまうこともあり、ハムストリングスや上腕二頭筋などの肉離れを引き起こす可能性もあります。また過緊張から腰痛を引き起こすこともよくあります。高いドミナンスとコンプライアンスの組み合わせは完璧主義スタイルと言われ「緊張性禁煙症候群(TMS)」に陥ることが多いです。 これは腰痛や膝痛、首痛やそのほか精神身体症の病気に繋がる恐れがあります。
[グループ行動時]
この人はグループのリーダーとなるでしょう。とても熱狂的で、ドミナンスの低いクライアントをイライラさせてしまうこともあります。また、彼らは時々あなたの知識や説得力を試したがることもあります。 回復は弱者のための斧であり、常に限界を超えたいと思っているかもしれません。
[より良い関係構築のために]
プログラムの結果に焦点を当ててみましょう。回復はより良い結果のためには必要であると、ありとあらゆる話し合いの中に含ませるのです。パフォーマンスのために回復が必要であると示せるデータなども与えられると良いでしょう。 より密度の高い反応が欲しければ競争を作り出しましょう。
ドミナンス(Dタイプ)への声掛けテンプレート
1. モチベーションを上げる(挑戦を促す)
彼らは「指示」されるよりも「挑戦」を提示されることを好みます。
- 「〇〇さんなら、このレベルもクリアできると思いますが、やってみますか?」
- 「今日の目標は、前回よりも1kg重い重量で設定しています。準備はいいですか?」
- 「現状に満足せず、さらに上を目指すためのメニューを組みました。」
2. 「休息」を「戦略的な投資」として納得させる
彼らにとって「休む=弱さ」という認識になりがちです。データや結果に結びつけて提案します。
- 「あえて今日休むことで、筋肉の合成率が最大化されます。次回のパフォーマンスを20%上げるための『戦略的リカバリー』です。」
- 「今のまま追い込みすぎると、肉離れで1ヶ月棒に振るリスクがあります。最短でゴールに到達するために、今日は質を重視しましょう。」
- 「トップアスリートのデータでも、この休息を入れた方が最終的な出力が上がることが証明されています。」
3. コミュニケーション(簡潔・結論から)
長々と説明せず、要点を先に伝えて「自分で選ばせる」ことが有効です。
- 「今日のポイントは3点だけです。1……2……3……。どれから攻めたいですか?」
- 「結論から言うと、今のフォームの修正が次の10kgアップに直結します。修正しましょう。」
4. 知識や説得力を試されたとき
トレーナーとしての専門性をデータや論理で示し、プロとして対等に立ちます。
- 「鋭いご指摘ですね。生理学的な観点から言うと、理由は〇〇です。だからこそ、このアプローチが最短ルートになります。」
- 「その理論もありますが、〇〇さんの現在のコンディションを考えると、こちらの方が圧倒的に効率的です。」
指導のコツ:
- 競争心を利用する: 「他の方はこれくらいですが、〇〇さんならもっといけますね」といった比較も(相手を選べば)効果的です。
- 主導権を持たせる: 「AとB、どちらのメニューで追い込みたいですか?」と選択肢を与え、本人が「自分で決めた」という感覚を持たせるとスムーズに動いてくれます。