健康を保つ上で最も重要なことは、体に取り入れるもの(食べ物、飲み物、空気)、リズム、そして運動の3つです。
私たちの健康は、日々の選択と習慣によって大きく左右されます。特に重要なのは、「体に入れるもの」「リズム」「リズム運動」という3つの柱です。これらが健全であれば、体は本来の力を発揮し、不調とは無縁の生活を送ることができます。

柱1: 体に入れるもの — 健康の源を正しく選ぶ
私たちの体は、食べたもの、飲んだもの、そして吸い込んだ空気から作られています。これらが粗悪であれば、体は当然壊れてしまいます。健康を維持するためには、まず体に入れるものの質を最優先で考える必要があります。
クリ先生地球上に豊富にある元素を元に生物は作られたんです
リバ子え〜と、地球には何の元素が沢山あるのかしら

必須元素の摂取
私たちの体を構成する主要な元素は、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)です。これらは「炭素生物」である私たちにとって不可欠であり、炭水化物(糖)や水から摂取されます。特に、炭水化物の主要な構成要素であるブドウ糖は穀物から得られるため、穀物を適切に摂取することは生命維持に直結します。また、水素と酸素からできる水は、炭素と同じくらい重要であり、十分な水分摂取と水の質が健康に大きく影響します。
さらに、体には窒素(N)も必要です。窒素は呼吸からは摂取できず、食べ物、特にタンパク質から取り入れる必要があります。良質なタンパク源を摂取することは、体の機能を維持するために不可欠です。
クリ先生これらの元素以外にも、必要なものはあるよ
リバ子そうね!カルシウムとか鉄分も必要よね
空気の質
見落とされがちですが、吸い込む空気の質も非常に重要です。大気汚染が進む地域と、森のようなきれいな空気を吸える地域とでは、健康状態に大きな差が出ます。呼吸を通じて取り込む酸素の質は、私たちの健康に直接影響を与えるため、きれいな空気を意識的に吸うことも大切です。

🧬 主な人間を構成する元素とその割合(質量比)
元素 体全体に占める割合(おおよそ)
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酸素 (O) 約 65〜66%
炭素 (C) 約 18〜19%
水素 (H) 約 9〜10%
窒素 (N) 約 2.5〜3%
カルシウム (Ca) 約 1.3〜1.5%
リン (P) 約 0.6〜1.2%(多くは骨や細胞の構造成分)
この 6 種類の元素だけで、体の質量の およそ 99% を占める、ということもよく言われます。
⚠️ その他の元素(微量元素など)
残りの約 1% が、以下のようなミネラルや微量元素などで構成されています。役割は骨・歯の構造、酵素の働き、体液のバランス維持などです。
硫黄 (S)
カリウム (K)
ナトリウム (Na)
塩素 (Cl)
マグネシウム (Mg)
鉄 (Fe) や亜鉛 (Zn)、銅 (Cu)、ヨウ素 (I)、セレン (Se) などの微量元素
リバ子こんなに沢山の種類の元素が必要なのね
リバ子バランスよくなんでも食べなくちゃ!
📌 なぜ酸素と炭素がこんなに多いのか/意味すること
体の約 50~70% は水 (H₂O) でできており、水の成分である酸素と水素が大量に含まれるため、酸素の割合が最も高くなります。
また、炭素はたんぱく質・脂質・炭水化物・DNA など、生物の基本的な有機分子の「骨格」となる元素なので、人体の構造・機能に不可欠です。
クリ先生綺麗な水と空気がいかに大事かわかりますね
柱2: リズム — 体内時計を整える
地球には必ずリズムがあり、私たち生き物もそのリズムに支配されています。日が昇り、日が落ちるという周期、月の引力による潮の満ち引き、季節の移り変わりなど、あらゆる自然のリズムが私たちの体に組み込まれています

生活リズムの重要性
私たちの体は、この地球のリズムに合わせてプログラムされています。夜は寝る時間、日が昇っている間は活動する時間というように、生活リズムが崩れると、ホルモンバランスや自律神経系が乱れ、体調を崩しやすくなります。例えば、夜勤や不規則な食生活は、このリズムを大きく乱す要因となります。
リバ子そうか!自律神経って体にリズムを作るために存在するのね。
睡眠と覚醒のリズム
特に重要なのが、睡眠と覚醒のリズムです。起床時間と睡眠時間を毎日一定に保つこと、そして適切な睡眠時間(一般的に8時間)を確保することが推奨されます。睡眠時間が短すぎても長すぎても、リズムが崩れる原因となります。
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。自律神経は、明るい時間には活動モード(交感神経優位)、暗い時間には休息モード(副交感神経優位)へと切り替わるリズムを持っています。この切り替えがうまくいかないと、心身の不調につながります。

クリ先生寝不足続きでは、リズムが乱れて、自律神経失調症になるのは当然ですね!
リバ子夜中についついスマホを見始めて、止まらなくなる!!
気をつけなくちゃ
あらゆるリズム
心臓の拍動、脳波、女性の生理周期など、私たちの体には様々なリズムが存在します。これら全てが周期運動であり、体内時計によって制御されています。リズムを崩さないことが、健康維持の第二の柱となります。
柱3: リズム運動 — 体を動かす周期の力
健康の第三の柱は「運動」ですが、特に「リズム運動」が重要です。リズム運動とは、一定のリズムを刻む運動のことで、ダンスだけでなく、歩行や咀嚼なども含まれます。

血流と脳への影響
リズム運動は、全身の血流を促進するシステムとして私たちの体に備わっています。リズム運動をしない人は血流が悪くなりがちで、特に脳への血流が悪くなることがあります。歩くという行為は、脳へ血流を送る重要な作業だと考えることができます。短時間の筋力トレーニングだけでは、全身を動かすリズム運動の代わりにはなりません。
特におすすめなのがスクワットです。脳への血流を増やすリズム運動として最適です。
🧠 スクワットが脳の血流を増やす理由
① 足の筋肉は体で一番デカいから、動かすと血の流れが一気によくなる
スクワットは太ももやお尻など、巨大な筋肉をたくさん動かす運動。
この大きい筋肉を動かすと、心臓が元気に動いて、血流が一気に増える。
→ その勢いで 脳にもたくさん血が流れる。
② 足を動かすと「血液を押し上げるポンプ」が働く
脚の筋肉は、動くと“ポンプ”みたいに血液を上へ押し戻す。
だから、
→ 心臓に戻る血の量が増える
→ 脳に送られる血の量も自然と増える

野生時代の知恵
私たちの体のベースは、人間が野生だった頃のホモサピエンスの時代にあります。その頃の活動をそのまま行っている時が、最も健康でした。例えば、食べ物が毎日手に入るわけではなかったため、絶食の時間と食事の時間が周期的に訪れていました。現代人はお腹が空いたらすぐに食べてしまいがちですが、空腹の時間も体には必要であり、食べ過ぎは不健康につながります。
季節のリズムと栄養
原始時代には、季節のリズムに合わせて食べ物の栄養価も変化していました。常に栄養満点というわけではなく、秋に栄養が豊富で、冬から春にかけては栄養素が少ないといった周期がありました。現代において、常に同じ栄養状態を求めることも、自然のリズムから外れていると言えるかもしれません。
結論: 現代病を克服するための基本

現代の病気のほとんどは「生活習慣病」と呼ばれ、医学だけで無理やり治そうとするのではなく、根本的な生活習慣を見直すことが重要です。若いうちはこれらの3つの柱が崩れていても何とかなるかもしれませんが、年齢を重ねるごとにそのツケは必ず回ってきます。

健康を本当に考える医師は、生活習慣や生活リズムの改善を促すはずです。食事習慣、睡眠習慣、運動習慣の3つが整っていれば、免疫力は高く、体はすこぶる調子が良い状態を保てるでしょう。地味に思えるかもしれませんが、これこそが健康の全てなのです。
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