体性感覚は主に以下の要素で構成されています: 本体感覚(プロプリオセプション): 本体感覚は、関節、筋肉、腱、および内耳などの感覚器を通じて得られる情報に基づいて、身体の位置、方向、角度、筋肉の緊張などを認識する感覚です。例えば、目を閉じたままでも、手や足の位置を正確に把握することができます。 触覚: 触覚は皮膚や粘膜に存在する感覚受容器を通じて得られる情報に基づいて、物体の触感、温度、圧力、振動などを感じる能力です。触覚によって、身体の表面と外部環境の接触や刺激を認識します。 平衡感覚: 平衡感覚は内耳の感覚器官である前庭器官を通じて得られる情報に基づいて、身体のバランスと位置を維持する能力です。この感覚によって、身体が重力に対してどのように配置されているかを把握し、姿勢の制御を行います。 体性感覚は日常生活の中で無意識に働いています。例えば、歩行中に階段の段差を感じて足を上げたり、ボールを投げるときに手の位置を調整したりする際に、体性感覚が重要な役割を果たしています。 体性感覚は運動やスポーツのパフォーマンス、姿勢の制御、身体の安定性、身体認識などにも関連しています。また、神経系の障害や疾患によって体性感覚が損なわれることもあり、それによって身体の動作やバランスに影響が出ることがあります。 よってバランス力を身につけるためには、この体性感覚の向上が必須となるのです。
クリ先生
気合いと筋力でバランスは取れないです。
リバ子
昔のスポ根って大体そんな感じよね。
クリ先生
バランスは繊細な身体コントロールなので、気合も大きな筋力も入りませんからね。
リバ子
でもよくバランスが取れないのは、足の筋力が弱いからとか、体幹が弱いからって言いますよね〜
クリ先生
あまりに弱体化していたら、それも問題となりますが、多くの場合は神経系のコントロール不良です。
リバ子
脳トレってことね!ついでに頭も良くなったりして〜笑
クリ先生
実はそれも本当にあり得ますよ!!