精神と自律神経の繋がり

生物を環境の変化に対応するための、適応的な特徴や行動を起こさせるために使用されるモード切り替えのスイッチが自律神経系となります。捕食者から身を守るための防御状態や、餌を求めるための捕食行動への切り替えにもこの自律神経系が大きく関与します。
INDEX

自律神経とは?

自律神経は、自主的には意識的に制御されない自動的な身体機能を調節する神経系の一部です。主に心臓や血管、消化器官、呼吸器官、内分泌腺、そして一部の平滑筋を制御します。自律神経は、交感神経と副交感神経という2つの主要な部分に分けられます
クリ先生

人は脅威に対峙した時に、あるモードに切り替わるんです。

リバ子

どんなモードなの?

クリ先生

攻撃!防御!逃走!のモードです。

リバ子

非常事態宣言のようね

クリ先生

そうなんです。非常事態と安心安全状態とモードを二つ備えているのです。その都度体を適した状態に持っていく切り替えの手段が自律神経なんですよ。

リバ子

自律神経ってモードの切り替えに使われるのね!

交感神経

交感神経は、"戦うか逃げるか"の状態に対応するために活動し、ストレス応答を引き起こします。これは一般的に「 fight-or-flight(戦闘または逃走)反応」として知られています。この反応により、心拍数や呼吸数が増加し、血圧が上昇し、血糖値が上昇し、血流が筋肉に向けられます。また、視力が鋭くなり、注意が高まるなど、身体のエネルギーを集中的な活動に向けるための準備が整えられます。

副交感神経

副交感神経は、身体のリラックス、回復、消化、および休息に関与します。これは一般的に「 rest-and-digest(休息と消化)反応」として知られています。副交感神経が優位になると、心拍数と呼吸数が低下し、血圧が安定し、消化器官の活動が促進されます。また、身体のエネルギーが再生産や修復に使われるため、リラックスした状態となります。

心理状態の変化

交感神経が優位な時の心理状況

一般的に「戦うか逃げるか」の反応として知られるストレス応答に関連しています。以下に交感神経優位な時の心理状況のいくつかを挙げます
ストレスや不安
交感神経が優位な状態では、ストレスや不安が高まる傾向があります。これは、体が何らかの危機に対応するために準備をしている反応です。
興奮や興味の増加
交感神経が活発になると、興奮や興味が高まることがあります。これにより、注意力が向上し、感覚が鋭敏になります。
緊張と焦り
交感神経が優位な状態では、緊張や焦りを感じることがよくあります。心拍数や呼吸数の増加、手のひらの汗、筋肉の緊張などが見られるかもしれません。
衝動的な行動
交感神経が優位な場合、身体が「戦うか逃げるか」の準備をしているため、衝動的な行動が増えることがあります。
緊急性の感覚

交感神経が優位な状態では、何かを急がなければならないという緊急性の感覚が生じることがあります。

集中力の向上

一方で、交感神経が活発な状態では、集中力が高まることがあります。このため、複数のタスクに取り組むことができる場合もあります。

これらの心理状況は、交感神経が一時的に優位になる自然な生理的反応ですが、長期間にわたって交感神経が過度に活発になると、慢性的なストレスや不安、健康への悪影響が引き起こされる可能性があります。そのため、バランスを保つためには、適切なリラクゼーション法やストレス管理の方法を取り入れることが重要です。

副交感神経が優位な時の心理状況

副交感神経が優位な時の心理状況は、一般的にリラックスした状態や休息モードに関連しています。副交感神経が活発になることで、身体がリラックスし回復するための状態に入ります。以下に副交感神経が優位な時の心理状況のいくつかを挙げます。
リラックスと安心感

副交感神経が優位な状態では、リラックスした心理状態と安心感が高まる傾向があります。これは、身体が休息モードに入り、緊張が解かれるためです。

心の平穏

副交感神経の活動が高まると、心の平穏を感じることがあります。不安やストレスが軽減され、精神的なリフレッシュが起こります。

集中力の向上

副交感神経が優位な状態でも、集中力が高まることがあります。特に、リラックスした状態で集中しやすいことがあります。

創造性の促進

リラックスした状態では、創造性が促進されることがあります。副交感神経の活動が高まると、創造的なアイデアや解決策が浮かびやすくなるとされています。

満足感と幸福感

副交感神経が優位な状態では、満足感や幸福感が増すことがあります。これは、心身のバランスが取れているため、ポジティブな感情が優れることに起因します。

消化と回復の促進

副交感神経の活動が高まることで、消化機能や回復プロセスが促進されます。食事の後や睡眠時に副交感神経が優位になることで、身体の回復や修復が進むことがあります。

これらの心理状況は、副交感神経が優位な自然な生理的反応であり、心身の健康をサポートする重要な役割を果たします。適切な休息とリラクゼーションを取り入れることで、副交感神経の活動をサポートし、健康的な心理状態を促進することが重要です。

自律神経と身体と精神の関係

ここからは有料コンテンツです。

ここから有料コンテンツ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
TOP
INDEX
閉じる