まず、運動学習の定義です。運動学習とは、、、 “巧みな課題遂行の能力を比較的永続する変化に導くような実践あるいは経験に関係する一連の過程である” 難しいですよね。簡単に言うと、ある運動を応用したり変化させたりすることができるレベルまで到達させるための過程のことです。 まだ小難しいですね・・・。上手に動けるようになるために必要な練習の流れと認識してください。 学習をするのは「脳」なので、この脳の中での仕組みを解説しつつ、皆さんが実際の運動のシーンなどでどのように応用したらいいのかを解説します。 脳神経的な運動学習(Neurological Motor Learning)は、運動の学習や習得が脳や神経系によってどのように行われるかを研究する領域です。運動学習は、新しい運動パターンの獲得や既存の運動スキルの改善など、運動能力の向上に関連しています。 脳神経的な運動学習の研究は、脳の機能や神経経路の変化を追跡し、運動学習のメカニズムを解明することを目指しています。以下に、脳神経的な運動学習の特徴的な要素をいくつか説明します。 神経可塑性: 脳神経的な運動学習は、神経可塑性と密接に関連しています。神経可塑性とは、脳の神経回路が経験や学習によって変化し、新たなつながりやパターンが形成される能力です。運動学習においては、反復やトレーニングによって神経回路の結合が変化し、運動スキルの獲得や改善が生じると考えられています。 感覚運動統合: 運動学習は、感覚運動統合のプロセスとして捉えられます。これは、センサー(視覚、聴覚、触覚など)からの情報を脳が処理し、適切な運動反応を生成する能力です。運動学習においては、感覚運動統合が改善されることで、運動制御や運動パフォーマンスが向上します。 内部モデルの形成: 運動学習では、内部モデルの形成が重要な役割を果たします。内部モデルは、運動の計画や制御に関する脳の表現であり、環境の状態や目標に基づいて適切な運動を生成するために使用されます。内部モデルは、経験やトレーニングによって洗練され、より正確な運動制御が可能になります。
クリ先生
トレーニング(筋トレ)が上手な人とそうじゃない人ででは、
体の使い方の上手さが違うんだ。
リバ子
じゃあ、まず筋トレするだけじゃなくて、体の使い方が上手にならないといけないのね。
クリ先生
スポーツや日常動作でもこの上手さ=巧みさが大きく関連するんだ。
リバ子
スポーツが下手な人はこの巧みさが低いってこと?
走るのが遅い子もこの巧みさが低いのかしら?
クリ先生
そう!学習が進んで巧みに筋肉をコントロールすることができるようになれば、動作が格段に良くなるんです。
リバ子
運動学習ってとっても大事なのね!