「栗山さんなら、こんな時にどうします?」
同業者、友人、後輩に対して、気づいたら独立の相談やお仕事の悩みについて解決策を聞かれることが多かった。
質問の内容は会社員の場合では、上司との関係、部下の育成、新規の仕事の獲得、昇進する方法など。
独立している事業主からは、お客さんが増えない、集客方法が分からない、人気の商品の作り方が分からない、そもそも独立するって何をしたらいいのか皆目検討がつかない、などなど。
なぜ、これほど多くの方が、同じようなことで悩む一方、少数の方は誰から習うわけでもなく上手くやれているのだろうか?と疑問を持ちました。私は仕事がら、成功している多くの起業家や、個人事業主と意見交換を行うことが多いです。日頃から多くの成功者達と交流をもつ中で、そういった方々がしていることの共通点が見えてきました。逆に相談を持ちかけてくる、まだ上手くいっていない人達の共通点も見えてきました。
問題点
現在、世の中にはこれらの共通点について、詳細をしっかりと明らかにしている教科書や書物や講座や講義があまりにも少ないです。義務教育の中でももちろん教えてくれることはありません。
にも関わらず、社会に出たらいきなり、自由な世界に地図も目的地も知らされずいきなり放り出されます。右も左も分からないので、とりあえずは就職やアルバイトとして雇用される道を辿ります。何年も雇用されて過ごした後に、一念発起し「よし!自分でビジネスを立ち上げよう!」となったとしても、またゼロから学び直さなければならないです。
またビジネス成功のためにビジネス弱者を食い物にした講義や講座も多い。しっかりと自走するところまで伴走し、受講生が成果を出せるような”本物の学び場”がほとんど存在しない。
だったら作ってしまおう!
そこで学びやすいようなスライドを作り、オンラインの動画のコンテンツの作成に取り掛かりました。何回も質問されて、あれこれ聞かれるたびに同じことを答えているので、私の解説もどんどん上達してきていた。そして受講者がオンラインで講義を聞く、講義視聴タイプの教材を提供するに至りました。
しかし、この講座によってうまく成功への軌道に乗った人はいなかったです。なぜ?? しっかりと状況を分析し、いくつかの仮説を立ててみました。
講義を受講するスタイルで成果が出ない原因 ” 3 ”つ
1、「視聴する」は頭に残らない
ラーニングピラミッドといって学習が定着しやすい、勉強のスタイルがあるのだが、「視聴」というスタイルは学習定着率が20%と、とても低い

2、行動が伴っていないので、「経験値」が増えていかない
アクション(具体的な行動)があって初めて、壁にぶち当たり、改善策を練ります。しかし練っても練ってもどうしても自分の中に答えがない場合に、他人に対して質問をするという流れになる。
質問の後に即座に行動していれば、先ほどのラーニングピラミッドの「自ら体験する」のゾーンに到達します。すると学習定着率は75%にも達します。
3、周りの環境が変わっていない
人は周りの人間から、気付かないうちに、大きく影響を受けています。周りの人間が、勤勉なら勤勉になり、周りの人間が自堕落なら、自堕落になります。周りが独立や副業に向けて行動していない中で、一人だけ頑張るのは困難を極めます。”人は環境の子なり”多くの偉人や、心理学者がこのような言葉を残しています。
私が作った講義視聴型のスタイルでは、有益な情報は渡せても、有益な環境は用意できなかったのです。
3つの問題点をクリアする方法
学習定着率がよく、行動量も増え、環境も用意できる条件とはなんだろうか。先に行動に移して、壁にぶち当たり、質問をして、教えてもらって、行動に移して、また質問が出て、教えてもらって・・・・このサイクルを繰り返すうちに、行動がブラッシュアップされて成功に近づいていきます。
行動が先。それならば行動している人間にだけ、講座に参加してもらおう!
行動したけど、壁にぶち当たりもがいている人だけ、講座に参加してもらおう!
同じ行動をし、同じ壁にぶち当たっている人間を集めたら、学習に適した環境も用意できる!
私の結論は、「行動し、解決策を求めている人にだけ、情報を届けよう」です。
この先では表題の「ボディワーカーとして独立したい!副業にしたい!」の声に応えるために、私が見つけてきた共通点についてお伝えしようと思う。しかし、行動をしていない人には全くの無益な内容となるのでこのページを離脱した方が時間の節約になりますので、お気をつけください。
このような方が対象です
このページはこのような方が対象となります。
・独立開業や副業のスタートを考え、何か行動に移している方
・なんとか売上を作ろうと努力をしているけど、どうしても解決策が分からない方
・あなたと同じように、独立副業に向けて頑張っている人が周りにいない方

「やっている事」がその人の本性です。行動していない人は
本心では独立したいとは思っていない人だと、私は判断します。
ここからが本題です!
ビジネスの全体像
経営フローと業務フェーズ

小企業や、個人事業主はこのフローに則って、事業を作っていきます。この図に出てくる単語や全体像がなんとなくボヤ〜っとでも分かる!という方は、既に行動に移してきた方だと思われます。
どのような業態であれこれらのフェーズを経て順に、大きく成長していきます。センスのない方や、成功できない方というのは須らく、順番を無視ししていたり、当てずっぽうに仕事をします。逆に成功者は、基本に忠実にこの型を守って、淡々と粛々と仕事をします。
ここに出ているフローの通り一つひとつ、作っていけば必ず売り上げの立つ事業主にはなれるでしょう。最後のファイナンスのフェーズまで来ている方はそれなりの売上(月商30万円以上)となっている方だとは思います。

ずっと頑張っているのに、何もかもうまくいかないのよ

努力・根性ではどうにもなりません。ビジネスの基礎や商売のイロハを理解しないといけませんね。

そうなの。この空回りは一生このままなのかって思ってたわ。

いきなり、何をどう売るのか?を考えるよりも先に、やることがあるんだよ。

確かに・・・。自己紹介というか自分への理解が欠けていたわ!
根本の大事なポイントが欠けていたということなのね!
「あなたは何者ですか?」の質問に対して、6W1Hで答えられなければなりません。なぜ(why)何を(what)誰に(whom)どのように(how)どこで(where)いつ(when)提供している人(who)なの?何者なのかわからない人から、商品を購入するお客さんはいませんからね!
このフェーズでは、他にも「Will Can Must」や「ストーリーテリング」や「IKIGAI」などのビジネスフレームワークを用いて自己プロフィールを充実させていきます。自己理解を進めていき、最終的には企業理念へと昇華させていきます。
ただ商品があれば良いわけではありません。社会からニーズのある商品が必須です。誰の何を満たす商品なのか?誰の何を解決する商品なのか?を把握して商品を作ります。私のようなインストラクターやパーソナルトレーナーのようなボディワーカーは製品を売っているわけではないので、商品はサービス名になります。しかし事業主の認識では〇〇レッスンが商品です!というのはダメです。顧客の「感情」や「不」を解決するという、価値提供をする行動であるべきです。つまり商品は名詞ではなく動詞になります。
※お客様へ販売する際の表記は、あくまでもわかりやすくするために〇〇レッスンや、〇〇施術などになります。
ファネルというのはあなたのサービスを効率よく多数の方に知ってもらい、最終的には自身の高単価のメイン商材(バックエンド商品)まで結びつけるための仕組みになります。多くの方々に安価に、幅広く利用してもらえる商品(フロント商品)をフックにして、あなたの真価を発揮させる収益化の主力商品に繋げる商品の組み合わせを構築する必要があります。例)お試し、体験 → 本契約
ファネルが稼働し、収益が大きくなってくると、同時に無駄な仕事や、不必要な経費などが気づかないうちにたくさん発生しはじめます。この段階で、より経営をスリムにし、効率化を図る必要が出てきます。
より効率よく売れるようにセールスプロモーション(販売促進)をしたり、市場を観察し分析をするマーケティングをしたりします。
また財務や税務を見直して、金銭的な無駄を省いたり、業務全体の収益効率を上げることを画策したりします。節税や経費のコントロールを学ぶ段階です。
成長のステップ

どなたも起業や開業をするとこの段階を踏んで成長します。成長して、成功している事業主の共通点は、忠実にこれらの型(フレームワーク)を守って、抜け漏れなくしっかり作り込み、戦略をもってして仕事を作っていきます。

怖いーーー!抜けていることだらけだわ
成功者の共通点と、うまくいかない人の共通点
ビジネスの全体像を理解した上で、冒頭で述べた、共通点について話を進めます。それぞれの共通点を下の対比表に的まました。この両者の共通点を見比べて、あなたの普段の振る舞いがどちらに多いかで、成功よりなのか?それともうまくいきそうにないのか?立ち位置がわかるかと思います。
ここでの対比表には「具体的な行動面」と「抽象的な精神面」の両方の振る舞いが記載されています。

上場企業の社長さん、大学教授、大きな団体の統括などさまざまな人と
お話ししてきた中で、私が見つけた共通点です。
1、ビジネスの全体像把握しており、戦略的に仕事を作っている
2、フレームワークを熟知し、問題解決をフレームワークに当てはめながら業務改善ができる
3、優先順位がはっきりしており、無駄な行動がない
4、気合い、努力、意思の力に頼らない。仕組みに頼る
5、使命感や自分の志を大事に、日々を全力で生きている
6、楽をするために、工夫ができる。サボることができる。
7、自分を満たすことを最優先にしている。自己研鑽に励む。自分軸で生きている。

比べてみると、とっても分かりやすいわ!
ではこの次では、独立や副業をするために何をしたらいいのか?
アクションをこの次の項でお伝えします。
何をしたら起業できる?
1、経営フローをひたすら回す
どれだけ入念に、戦略をねり、思考を巡らせたとしても、失敗は必ずつきものです。10回打席に立って、そのうちヒットが1回でも出れば良い方です。とにかくバッターボックスに立つ回数を増やさなければ、ヒットは出ません。成功している人たちはヒットの確率を上げることよりも、まずは打席に立つ回数を増やします。打席に立つ回数が増えれば増えるほど、ヒットの数も多くなります。
また、数々の失敗と、たまにの成功を繰り返すことにより経験値が蓄積します。そして蓄積された経験値によって、だんだんとヒットの確率が上がってきます。成功者というのは経営フローをひたすら繰り返し、商品をガンガン量産し、失敗を重ねて、たまに成功しながら成功を築いていきます。成功への近道はとにかく行動して試行錯誤を繰り返すことです。
「失敗を最速で繰り返せ」

失敗が怖くて、石橋を叩いて動けなくなってます〜

私も凄まじく失敗してますが、誰にも気付かれていません!
失敗したことは自分しか知らないので、大丈夫ですよ。
2、事業主としての人間性を磨く
事業主になるためには「経営フロー」を回しつつ、二つの面を伸ばしていく必要があります。先ほどの対比にもありました「具体的な行動」="稼ぐ力"と、「抽象的な精神面」="心の豊かさ"の両面です。
稼ぐ力があっても、心が貧しければ長きに渡っての繁栄はありません。
また心が豊かでも、稼ぐ力がなければ収入は得られません。
どちらが欠けてもいけません。両輪がしっかりと機能することで、初めて事業は真っ直ぐに、しっかりと進んでいきます。左右差があると、車のタイヤと同じで左右のどちらかに回転をしてしまい、直進することができません。

稼ぐ力は三つに分けられます。
1 マーケティング、2 オペレーション、3 ファイナンス
心の豊かさも三つに分けられます。
4 資本主義社会の理解、5自己投資・事業投資、6 在り方

確かに上手くいっている人ほど、人間的にも出来ている印象よ。
これらの能力を育てる
育てるためには、とにかく学ぶしかありません。学びの方法は書籍を読む、ビジネススクールに入学する、優秀なメンターにつく、などがあります。センスの良い方は、読書などで独学で自己学習する方もいますが、非常に稀です。私を含め、多くの方はきちんとした師(メンター)を探し、しっかりと学ばさせてもらうべきだと私は考えます。
これらの成長には非常に気が遠くなような、長い期間の学びが必要となります。事業を行いながらも、少しづつ人生の中で育んでいくものです。たまたま、能力が育つよりも先に、ヒットを出し成功する方もいたりします。しかし事業の立ち上げの初期、早いうちに成功してしまうと、実力が伴う前に事業だけが大きくなりすぎてしまい、最終的には事業を維持することすらも困難になります。衰退が早くなり、上手くいかなくなった時にまた学び直す結果となります。長い目で見たら、最初から良いメンターを見つけ、変な癖(凝り固まった思考)がつく前に、しっかり学ぶ方が近道となります。

学ぶことは避けて通れないんですね。
3、数字と結果にこだわる
最後に徹底的に数字と結果にこだわることをしましょう。ふわっとした目標や計画ではなく、定数定量で測れる、具体的な数字を入れた目標や計画を作ることが大切です。成果の上がらない事業者は、目標と計画がふわっとしています。
「なるべくたくさんの人に会って、いっぱい価値を提供します!」
「来月は比較的、暇になるはずなので、色々と勉強します!」
これらはダメな例です。たくさん、いっぱい、比較的、はず、色々。どの言葉も非常に曖昧で、聞いた人によって尺度の解釈に差が出てしまうワードです。これらを日常的に使っている方は、事業が軌道に乗ることはないでしょう。

独立したての頃は、こんなことばかり言ってたなぁ 汗

私もそうです〜。だからリバ子はフワっとしてるって言われるのね。
◯月◯日までに、◯回営業をし、◯人に対して、◯◯%の成約率を達成する。
◯◯円の商品を、◯◯%の成約率で購入いただくので、◯月の売り上げは〇〇万円です。
このような形で、明確に表現します。そしてこれらの数字を達成するために、具体的な行動をスケジュールにまで落とし込んでいきます。予定は「予め」「定まっている」と書きます。未来のスケジュールに、数字を達成する形の予定を、先に当てこんでいくのです。

すごく明確だし、具体的だわ!これで私もフワ子を卒業よ。
まとめ
1、フローを用いて、業務の順序を守り。
2、うまういく人の行動と考え方を真似し。
3、ひたすら多くの打席に立ち。
4、人間性と能力を、たくさん学ぶことで磨き続けます。
たったこれだけなのですが、これがまた難しい。難しくもあるから、上手くいった時の喜びは格別です。私はまた生まれ変わっても、経営者でありたいなと思っています。雇用で働いていた時とは比べ物にならないくらいの、自由と幸せを手にしました。自分らしく生きるためににも、独立や副業として事業を持つことが大事な意味を持つということを、多くの方に伝えたいです。
もし、この記事を読んだ方の中で、私のサポートを受けたいと思う方がいましたら、お声掛けください。
最後まで読んでくださったあなたは、とても独立に意欲の強い、賢い方だと思います。
そんなあなたにプレゼントをご用意しました。
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栗山智光/クリヤマ チアキ
フィットネスインストラクター
adidasファンクショナルトレーナー
心理カウンセラー
■経歴■
一般社団法人
人間コンシェルジュ協会 代表理事
メディカルトレーニングジム
~Revital〜 経営
"健康"を学ぶ 動画メディア
〜 Revital magazine 〜 運営
指導歴24年
・2007年 スポーツクラブにて優秀社員賞を受賞
(スタジオレッスン集客数と 保有スキル数トップの実績)
・独立後 5社のクラブと契約 月間160本ものレッスンを担当 常に集客トップ
・パーソナルジム開業 口コミ紹介のみで営業 5期目
・老健全国大会にて国際会議場で登壇 (株式会社トーカイ様がコーディネーター)
・岐阜県 栄養士会 福祉事業部研修会 講師
・ミスコンテスト One story award TOKAI 2024 審査員、ボディメイク講師
多くの人々の「心身美健」をサポートしています。

私が、24年かけて培ってきたノウハウを提供します!

One story award aichi-gifu 2023 講義の模様


2024 第35回 全国介護老人保健施設大会 講演の模様
